BSや地上波などのテレビ通販番組の集計した2021年の年間データが出揃った。主要放送局54局の販売会社別放送分数と商品別放送分数から前年との比較を行いながら、2021年のテレビ通販番組を振り返る。

オークローンマーケティングがベストテンに5商品ランクイン

 2021年販社別ランキング1位のオークローンマーケティング(以下、OLM)が、この1年間で39種類もの商品をテレビ通販市場に投入し、出稿量ベストテンに5商品も送り込んでいる。第1位に輝いた「トゥルースリーパー」は2021年累計放送分数15万6,268分、前年比9,207分増(6%増)を確保。ここ5年間で2位⇒1位⇒2位⇒1位⇒1位と安定した出稿量を維持し、テレビ通販における大ヒット商品となっている。
 さらに、3位の「クッキングプロ」(同7万8,470分、同27%減、前年3位)、4位の「楽ちんヒアリング」(同6万8,968分、同21%増、前年7位)6位の「フォーサ」(同6万4,195分、同1%増、前年6位)、7位の「ターボプロ」(同6万1,884分、同21%減)(前年6位)となり、5つもの商品がベストテン入り。
 さらに22位の「クレーバーケーン」(同3万4,388分、同807%増、前年164位)、56位の「ズーミイ」(同1万4,839分、同4,022%増、前年669位)、のように2021年に大幅に増やした商品もある。まさに商品開発力とマーケティング力を兼ね備えた、リーディングカンパニーに相応しいと言える。

販社別第6位 ハーブ健康本舗の大躍進

 販社別6位のハーブ健康本舗は、2021年累計放送分数8万4,364分(前年比95%増)を確保。昨年の17位から6位に大躍進した。2019⇒2020も前年比122%増を達成しており、ここ2年で4倍以上の放送枠を確保し、大躍進の6位となった。

オークローン以外のベスト10はすべて健康食品

 上位10商品を見てみると、オークローン以外は2021年テレビ通販業界を支えた健康食品カテゴリーがランクインしている。
 2位 ひざサポートコラーゲン(キューサイ、前年比11%増)、5位 飲みごたえ野菜青汁(エバーライフ、前年比191%増)、8位 えがおの鮫珠(えがお、前年比17%増)、9位 おいしいコラーゲンドリンク(森永製菓、前年比2%増)、10位 野草酵素(野草酵素、前年比55%増)と全て前年を超える出稿量を確保している。

飛躍的に伸びている会社は?

 2020年は前年比2倍以上、且つ、1万分以上の放送枠を確保した事業主が8社もあり、テレビ通販を主戦場として戦う事業主が増えた年となった。
 その中でもトゥコネクト(生活家電)は4万6,977分(前年比126%増)と大躍進を遂げ、前々年165位⇒40位⇒16位と大幅増を達成している。
 また、ニコリオ(健康食品・化粧品)が前年ほぼ0から3万1,400分を確保し、テレビ通販市場を活性化させる一因となっている。

飛躍的に出稿量を伸ばした商品は?

 2021年に飛躍的に出稿量を伸ばした商品としては、ハーブ健康本舗の「SIWA-KC」が累計3万3,617分(同668%増)(商品別24位)ニコリオの「FLAVOS」が累計3万442分(商品別28位)ジャパネットたかたの「厳選グルメ定期便」が累計2万2,662分(同5,509%増)(商品別35位)マイケアの「イタドリ」が累計1万8,786分(同62,520%増)(商品別43位)等がみられる。

健康食品が飛躍的に出稿量アップ

 カテゴリー別に見ると、健康食品が同16万703分増(同16%増)、となった。(グラフ参照)
 その大きな要因としてマイケア(前年比3万3,158分増)、味の素ダイレクト(前年比2万2,489分増)、エバーライフ(前年比1万9,498分増)野草酵素(前年比1万5,152分増)等々が大きく寄与している。
 コスメが同5万6,950分増(同16%増)食品・飲料が3万6,783分増(同23%増)となった。
 一方、キッチン用品・キッチン家電が前年比6万9,634分減(同19%減)、美容・エステ・健康が同2万7,426分減(同11%減)、宝飾品・アクセサリー1,606分減(同6%減)となった。
 コロナ禍の世相を反映しているのか、テレビ通販業界最大カテゴリーの健康食品が大幅に出稿量を増やした。

商品別

カテゴリー別年計

販社別年計